反社会性人格障害
の続きです。
私は主人と結婚してすぐに、義兄の態度に悩まされるようになりました。最初の出来事は、私名義でキャッシングのできるカードを作り、それでお金をおろして義兄に貸せと言われたこと。
もちろん私が断り、それを主人が伝えると、
「妻とか、妻の親名義でお金も借りられないのなら、おまえが結婚した意味がない」
と言われ、主人は絶交されました(すぐに仲直りしていましたが)。その時点で理解できない人だという思いが募ってしまい、その印象は今まで変わっていません。
あまりにも常識では理解できないことが続くので色々調べてみると、反社会性人格障害の特徴によくあてはまっていることがわかりました。
反社会性人格障害については、刺激的な書き方をしたサイトも多いですが、そうではないサイト(リタリコの発達ナビ)によると、
欲求不満に耐える力が弱い
何か欲しいものがあるときはすぐに行動に出たり、スリルを感じることに対してすぐに飛びついたりします。またその行動によってどんな結果になるのかをほとんど考えません。
・規則や社会のルールを守ろうとしない
規則や社会のルールを破ることを目的とし、それ自体に満足をします。これは常に既存の社会に対する怒りと復讐心を抱いているためです。
・自分が自立した強い人間であると考えている
自立していることを非常に重んじます。自分なりにやる、自力でやるといったことを大切にしているため、一般的な方法にとらわれず、自分のアイデアによる斬新な解決法を考え出す傾向があります。
・自らの不誠実な行動を正当化してしまう
自分の中に存在する悪意や攻撃性を他人の中に存在していると感じ、自分は被害者であると考えることで、自分の不誠実な行動を正当化します。
とあり、このすべてがあてはまります。
また5つのタイプに分けられるようですが、義兄は
・貪欲タイプ
貪欲タイプの人たちは「自分が何かを獲得するには、すでにそれを所有している人間から奪い取るしかない」といった感情を抱いています。何を獲得しても満足することがなく、常に貪欲さでいっぱいです。得たいもののためには手段を選びません。
にあてはまります。
またこの記事では、反社会性人格障害と発達障害との関係として、
成人になってから反社会性パーソナリティ障害が発症する可能性は、素行症が小児期(10歳未満)で起こっているか、またはADHDを伴っている場合に高くなります。
ADHDのある人が人間不信的行動という二次障害として素行症を発症することがあります。 これは自尊心・自己肯定感が低下して「自分はダメな人間かも知れない」と思い、「そんな自分のことを誰も理解してくれない」という気持ちから、周囲の人を信じられなくなったときに起こしてしまう行動のことを指します。
反社会性パーソナリティ障害には年齢が低い時の素行症が大きく関係しています。子どもの頃に素行症を発症しないように予防し、また重症化しないようにすることも重要であると考えられています。
とされていました。
自己肯定感の低下がもたらす2次障害である素行症、それが重症化することと、反社会性人格障害の発症とが大きく関係しているということかと理解しています。
改めて、碓井教授の、
何か理由をつければ凶悪犯罪が許されるわけではありません。しかし、様々な特徴を持った人達が被害者にも加害者にもならないように支援していくことが、防犯のためにも必要なことなのです。
と言う言葉の意味を痛感します。