イヤーマフをして演奏するお子さん
今日は土曜参観があり、ケンと共に学校へ行ってきました。
朝礼で、6年生全員の楽器演奏がありました。打楽器、弦楽器、鍵盤楽器、金管楽器などがそろった本格的な演奏で、予想外の完成度にびっくり。
その中で一人、舞台のはしっこで、目立たないように先生に付き添われた一人のお子さんがミニサイズのシンバルを演奏していました。よく見るとイヤーマフをしていました。
幼稚園の初めての参観で、先生のオルガン伴奏でみんなで園歌を歌った時、ケンは歌うどころか両耳を押さえて必死に何かに耐えているような状態だったことを思い出しました。そこから徐々に慣れたのか、発表会ではみんなと大きな声で歌を歌えるようになっていましたが、今でも聴覚過敏は残っていて、犬の声や赤ちゃんの泣き声をかなり怖がったりします。
今日のイヤーマフのお子さんも、あれだけの重厚な音が出ている大音量の演奏の中で、苦痛もあるだろうに、イヤーマフをつけて頑張っておられました。指揮者をじっと見ながら真剣な顔でシンバルを鳴らす様子に、よそ様のお子さんながらなんだか涙が出そうになりました。