放課後デイサービスからの提案
持病の一時的な悪化により、参加することを断念していた放課後デイサービスの夏休み特別プログラム。
断念することを電話で連絡すると、キャンセルはいったん保留にして、その状態でも参加できる方法を考える、と言っていただきました。
そして持病の為に参加できない「水遊び」の部分が終わってから、他の子供たちよりも遅れて参加する、という形ではどうか、と提案を受けました。
電話の横で「ケンは絶対行かない!」とわめいているケン。電話の向こうでは先生方が熱心に参加を勧めてくれています。
とりあえず、水遊びとお弁当の時間が終わってから、後半の2時間半だけ参加してみるという形で話がまとまりました。
ケンにどうしてそんなに参加したくないかを改めて尋ねると、
「誰も友達がいない。知ってる子がいない。知らない子といっしょにいたくない」と。
今年小学生になってできたケンのたくさんのお友達の名を挙げ、「みんな、去年までは知らない子だったけど、今はお友達になったでしょう。ここでもみんなと友達になれるよ」と言ったものの、「それは学校だから。ここは学校じゃない」と。放課後デイがどういう場所なのか、これまで通ってきた療育がどういう場所なのか、今までのところきちんと理解はしていないように見えていたけど、何となく何か気づくことはあるのか…本人としてどのような場であると受け止めているのか、これは今後も課題になってくるポイントだと感じました。
そして、ケンの好きな先生もそのプログラムの担当になっていることも教えてもらったのでそのことも伝えると、
「どうせケンだけじゃなくて他の子とも仲良くするからいや」と。
個別ならともなく、集団でいる時に先生が自分にだけ構ってくれるべき、って考えるのは無理だよ、と説得するも、
「ケンはそういうのがいやなの」と。
そして最後には「ケンはママとバイバイするのがいやなの。ずっとママといっしょがいい」と言いだしました。
最近、学校が無く一緒にいる時間が長いせいか、逆にまた母子分離不安がでてきたようで、少しの間でも離れるのを嫌がるようになってきているのを感じています。このままこの傾向が強まるのも困るので、来週のカウンセリングでこのことについて十分質問ができればと思っています。
最後は、デイサービスのプログラムが終わってから太鼓の達人のゲームに行くという提案を出してみると、何とか行く気になりました。先生方の言うように、一回行ってみれば楽しいと思えるのか。少し厳しい気もします。
そして今日がその初日です。どのようになるか不安もあるけど、色々と考えて提案をしてくださった先生方を信じてとりあえず行ってみたいと思っています。