ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

発達障害を持つ子の叱り方

 今朝もケンは涙目にならずに学校に行けました。

 

 昨日は寝る前まで私がイライラしてケンの些細な行動もきつく叱ってしまい、「ママどうしてそんなに怒ってるの」「そんなに怒らないで」と言われました。「ママはケンが嘘をついたことがとっても残念なんだよ」と言うと、「ごめんなさい」と。後で冷静に考えれば自分でも悪いことをしたとは認識できるのに、普通に「公園に行きたい」ということもできるのに、どうしてあんな嘘をつくのか、理解できないままです。「そうやってママたちをだまして楽しいの?どうして普通に公園に行きたいって言えないの?」とその場で聞いた時には、お友達と強制的に別れさせられたことで落ち込んでいて、「ごめんなさい」と謝るばかりで結局その理由を聞き出すことはできないままです。

 

 ケンは普段から、私と一緒にいる時に理由もなくふざけることがあります。一緒に公文の宿題をしている時にわざと間違えた字を書いて、オーバーアクションで「間違えた!」と騒いでみたり、一緒に歯磨きをしている時に、歯磨きのコップの水で水遊びを始めたり。これは私がそばにいなくて、自分ひとりでやっている時にはしないことです。「ママがいるとケンが変にふざけるから、ママはあっちに行ってる」と叱るまで、ふざけ続けることもあります。一事が万事なのでイライラがつのり、寝かしつけの為の一連のルーティンを行う頃には私も不機嫌になっています。

そういうことが続いた時の対策は、療育の先生のアドバイスも参考に、「対応しない」ことにしています。ケンがふざけて何を言おうと一切相手にせず、例えばパジャマに着替えるのに、ズボンを頭にかぶせて見たりしているのを見ても「着替えて」「着替えて」「はい、着替えて」とこちらの要求を伝えるだけです。ケンは私の対応が嬉しくてやっている部分が大きいので、これを行うとふざけることはやめます。ただこれは、私の気持ちの持ちようによっては「対応しない」と「子供を無視する」の境界が難しい気もします。自分の怒りにまかせて子供を無視する、という状態に陥ってしまいそうな時もあります。そういう時は、「少しは母親にも余裕がないとかえってよくない」と、夜ゆっくりお茶を飲んだりする時間を取るようにしてきました。その結果、妊婦さんに間違えられるにいたったものの、その過程自体は必要だったと思います。

 

 昨日、そうやって『ごめんなさい』と謝ったかと思えば、また小さなおふざけを繰り返し、イライラさせるケン。「どうしてそういうことばっかりするの!?」とかなり感情的に尋ねました。すると返ってきた答えが「ママが笑ってくれるかなと思ったんだよ」と。「ズボンを頭にかぶってもママは笑えないよ。それよりは早く一緒にお布団で絵本が読みたかった」というと、「ごめんなさい」と謝ってくれました。