小児精神科受診 抑肝散加陳皮半夏エキス
金曜日に小児精神科を受診してもらってきたお薬。
抑肝散加陳皮半夏エキスの顆粒とありました。
お医者さんと薬について話し合っている時に、突然「薬飲まない!」と割り込んできたケン。
「このお薬飲んだら、ケン君がイライラしたりしんどくなったりしないで過ごせるんだよ」とお医者さんに説得されてきました。
もともと猛烈に薬が苦手なケンでしたが、夜になってこのやり取りを思い出したのか、
「ねえ、お薬飲むんじゃないの?」と自ら聞いてきました。
薬を準備すると、「やっぱりいやだ。怖い」と逃げようとするケン。
「でもお医者さんが言ってたでしょ。これ飲んだらイライラしたりしなくなるんだよ」と言うと、素直に戻ってきて、
「まずい!苦い!」と騒ぎながらも飲むことができました。
その後はおそらくはプラシーボ効果かと思われますが、直後から
「お部屋を片付けてあげる」と自分の部屋を片付け始めたり、自分が飲んだコップを水から流しに運んで、さらには自分で洗おうとしたり。自分が脱ぎっぱなしにしていた服を見つけてきて、ハンガーにかけてタンスにしまおうとしてきたり。急ぎの用でコンビニに買い物に行くことになったのですが、その時も普段のように「アイス買いたい、お菓子も買いたい、ジュースも買いたい」ともめることもなく、私の横でおとなしくしていました。
寝る前までそのままの穏やかな状態で過ごしていましたが、さすがに漢方を一回飲んだだけでそんな効果がでるとも思えず、自分で「イライラしない。お利口さんになった」と暗示をかけている状態なのかなと。いわゆる「お利口さんスイッチ」が入った状態に見えました。
そもそも学校や運動療育の場ではいつでもこういう感じで過ごせており、その反動が家で出ている、という状態なので、こういう風にある意味「お利口さんスイッチ」が入ってお利口さんな状態になっているのはいいことなのか、逆に変な負荷がかかっていたりしないのか?色々気になりつつも、とりあえず最初の夜は静かに過ぎました。
2週間後に薬の効果の確認で受診、といわれた意味がよくわかる気がします。