おいたち①最初の違和感 離乳食を食べない
ケンを育てていて、最初に違和感を感じたのは、離乳食を開始した5か月の頃でした。 とにかく、食べない。何を試しても全てをのけぞって嫌がる。6ヶ月になっても7か月になっても、8か月になっても、
とにかく嫌がり続ける。この時期、肺炎などで何度か入院も経験していて、見かねた看護婦さんが代わりに離乳食を食べさせようとしてくれたこともありましたが、だれがどう食べさせようと絶対に嫌がる。初めての日の最初の一口以外、口に入れさせもさせない勢いで拒んでいました。
あげく、10か月の頃には貧血で入院することに。病院で行われている栄養講習というものを数回受ける事になりましたが、いくら私に知識が身についても、本人が断固拒否してしまうとそこから進みません。器を工夫したり、硬さを工夫したり、何をやっても断固拒否していました。周りの人に話しても、「男子はそういうもの」という答えが多く、そういうものなのかな、と思っていました。
1歳も過ぎようという頃までこの状態は続きました。その後、ごくわずかずつ口に入れられるものが増えてきましたが、このごくわずか、というのが文字通りわずかでした。試行錯誤の末、瓶詰のベビーフードのうちのいくつかなら食べるようになりました。似たものを私が作っても全拒否。また家で食べているものでも外出先では食べませんでした。