ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

おいたち② 離乳食拒否のその後、現在まで

1歳の頃は、肺炎などで何度も入退院を繰り返していました。その為、当時の離乳食の記憶があやふやになっていますが、覚えていることは、好きな食べ物よりも嫌いな食べものの方がずっと多かったこと。栄養士さんなどに「嫌いな食べ物はありますか」と聞かれて、「…逆に、食べられるのは…」と答えていました。 2歳の頃には初めての手術も経験することになり、入院・通院と病院も半分我が家のように感じるような生活でした。このころに気が付いたことが、「不完全な食べ物は拒否する」ということ。例えば、当時好きだった白い赤ちゃんせんべいも、割れてしまったものは絶対に拒否。酷い時は自分がかじって、かじられた分欠けてしまった(当然)のを見て、拒否。おにぎりが当時好きでしたが、中の具が出てきたらアウト。おにぎりの三角の別の角から食べ直し、そこにも具が顔を出したら、最後のもう一つの角からかじり…と。そこからも具が出てきたらおにぎりそのものを拒否していました。

 当然、当時はただのわがままと思い、叱ったり、「それを食べないと他のおにぎりは上げられない」と伝えたりしてきたものの、「食べたくないものを食べるくらいなら食べない」という態度を貫いていました。

 その後、3歳から1年間母子で週に2回療育に通うことになり、ここはお弁当持参でしたが、お弁当独特のにおいが気になるようで「臭い」とお弁当を拒否。試行錯誤を1年間続け、サンドイッチなどのパン系、プチトマト、キュウリのスライス、枝豆などの素材そのもののおかずなら食べられるようになりました。

2年保育の幼稚園に入ると、まさかの初回からお弁当完食。当時は家でも療育でも、完食などということはなかったのでびっくりしましたが、本人は[先生が『頑張って残さず食べましょう』」って言ったから」と。そんなこと、私だって今まで何千回言ったかわからない…と思いましたが、そのころから、「外ではきちんとしたい」というこだわりが現れていたようです。本人としては残さずに全部食べたい為、当然、お弁当の中身については注文が多く、「ちくわはいれないで、お弁当が臭くなる」「コーンは大丈夫だった」と二人で試行錯誤を続けました。 

 現在も家では偏食がひどく、好きなものよりも嫌いなものの方が圧倒的に多いです。ただ好きなものには、シンプルで簡単に作れるものが多くいです。ごはん+塩、お味噌汁、焼き魚、白身魚のフライ、サラダ、そしてかっぱ巻きが今思いつくものです。