ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

おいたち③服は生地で選ぶ

 感覚過敏という言葉を知るまで、ケンの服へのこだわりは私の疑問でした。服のデザイン、色などには興味はなく、とにかく生地で選びます。

あくまで柔らかく、ごわごわしない服。重ね着も嫌いで、幼稚園の年少までは下着のシャツも着ていませんでした。

 ズボンもデニムやコーデュロイ等は全て嫌がり、よれよれクタクタの生地のみ着用しています。3歳ごろまではダウン風ジャケットなども嫌がっていました。まだ語彙の少なかった頃は「痛い」「固い」と不快感を表現していました。最近は「がりがりする」「ざりざりする」「ばりばりする」「苦しい」「固い」「痛い」とバリエーションも増えました。がりがり、ざりざり、ばりばり、どういう感覚なのか私にはわからないけど、どういう生地なら着られるのかはだいたい飲み込みました。帽子も嫌いでしたが、幼稚園の制帽で慣れたようでした。靴下は、ある時までははかないとこだわっていたものが、ある時からは靴下なしでは外出しないようになりました。

 

 もうすぐ入学式の学校には、制服があります。見るからにケンの好まなそうなジャケット、ネクタイ、そしてハーフパンツ。でも、「学校ではこれを着なければいけない」という意識が強いようで、文句を言いながらも何度か試着をして、「仕方がない」と着る気にはなっているようです。