ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

やってしまった…

朝の登校時、校門のところで別れることができるようになったケン。今日もそのつもりで、雨の中二人で登校し、校門で別れ、後ろ姿を見送っていました。 校門から建物に入る部分は傘をたたもうとする子供たちで渋滞し、先生たちが「そこで立ち止まらない!」と声を枯らして指導していました。ケンもその渋滞の中に巻き込まれていき…その時、はっと思い出したことがありました。傘!実は今朝は新しい傘をおろして初めての使用でした。そしてその傘の閉じ方が少し独特。初めてのことが苦手なケンはおそらく自分で閉じられないのでは…

 

 急いで追いかけ、渋滞にもまれながらもケンに追いつくと、案の定、傘を閉じようとして閉じられない体制のまま、声も出さずに泣いていました。渋滞の中から引っ張り出し、傘を閉じ、濡れた服を軽く拭いてやりますが、声も出さずに涙を流し続けるケン。一緒に下駄箱まで行き、傘をしまい、校舎に入らせようとしましたが、黙って首を振るだけで入ろうとしません。テンションが一気に下がってしまい、いろんな不安に襲われたようです。数日前から6年生のお迎えも終了していて、その変化もストレスだったのかもしれません。「大丈夫、昨日も頑張れたんだから今日も頑張れるよ」などと説得すること数分、クラスの友達に「ケン君どうしたの?」と声をかけられ、はっと我に返ったようになって教室に歩いていきました。

ほんの小さな失敗体験ですが、ケンの特性上、これをひきずってしまいそうで心配です。新しい傘の閉じ方を私が教えておけば避けられたことなので、私もテンション低く帰宅。幼稚園の時からの経験で、不安な気持ちを成功体験からくる自信で何とか乗り切っているケンなので、小さな失敗でこの自信が揺らぐとしばらくは何もかもが不安になってしまいます。反省…