ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

自閉症スペクトラムと公文式

 ケンが公文式に通い始めたのは年長から。元々姉が通っていて、システムのよさは理解していました。ただ、初めての場所が苦手なケンなので、泣いたりせずに通えるかどうかの不安があり、ケンについては長らく保留になっていました。

 年長になって療育で年間支援計画についての面談があった時に、気になる点として、

「筆圧が弱い」

「鉛筆の持ち方がおかしい」

「手首を机につけずにひょろひょろと書いている」

「文字は書けるが、書き順がかなり間違っている」

という指摘を受けました。

 

 確かにそれは気にはなっていたことだったので、ここで一念発起して公文に通ってみようかと思いつきました。

 姉が通う教室の先生に相談すると、発達相談などを持つ子供でも受け入れはやっているとのこと。小さなお子さんは専用の小さな机で、先生が子供3人に先生一人くらいの数でついてくれて、そばについて指導もしているし、小さなお子さんではなくても必要なお子さんにはそのように対応していますよ、とのこと。

 そういうわけでさっそくテストを受け、通わせることに。まずは算数だけ受講し、のちに国語も増やしました。

 

 公文式にはずんずん教材という、運筆をマスターする教材があるので、それを同時進行で進めました。先生方もさすが慣れていて、わずかな間にケンの鉛筆の持ち方も治りました。

 

 そして何よりすごいのが、先生方がほめ上手ということ。初回の公文から帰ってきた日にケンは、

「ケン勉強が大好きになったよ!」と上機嫌でした。

 ケンは特性もあるのか計算が大好きなので、公文式の算数は本当に楽しんでやってきます。

 進級テストも毎回満点をとってきます。

 その代り国語は、読み取り等は問題ないものの、微細運動が苦手なのか、とにかく字が汚い。毎回、字形を直されているようです。

 算数は、足し算なら足し算をまずは全て暗記することを目標として、「繰り上がりのない計算」「繰り上がりのある計算」と分けることもせず、

「+1」から順に「+2」「+3」と上がっていきます。そして本当に、一桁+一桁の足し算は全て暗記して解けるようになりました。

 

 得意分野は一つでも多くあった方が今後いいと思うので、公文式はケンにはあっていたと思います。「教材進級賞」として立派な賞状がもらえるのも、目に見える形で自信がついてよかったと思います。

 

 ただ、国語は、苦手意識をそこでも持ってしまうようで、まだまだ苦戦中です。習字に通わせる予定などはないけれど、もう少し字がきれいに書けるように家でも「ひらがなドリル」などに取り組んでみようか、微細運動が苦手である以上、あまり深入りしない方がいいのか、悩み中です。

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