就学相談④ ウィスク検査と、特別支援教育課への電話
就学相談を受ける決心をして、療育の先生に相談すると、11月の相談に間に合うよう、急いで電話するように言われました。ちょうどその少し前に受けていたウィスク(WISC)検査で、やはり知的には問題なく、ただ凹凸があることがわかっていました。
ケンの場合、
知覚推理指標(PRI) これが低く、
言語理解指標(VCI)、ワーキングメモリー指標(WMI)、処理速度指標(PSI) この3つが高くなっていました。
平均すると100は超えるものの、知覚推理が平均点を下げていることは明らかです。
そしてこの差が20近くあり、この凹凸が問題である、と指摘を受けました。
そして総合的にケンの結果の詳細から読み取れることは、
●その場をパッと見て、状況を理解することが苦手である
●周囲の状況から、今どう行動するべきかを把握することが苦手である。
●臨機応変さが必要な場面で、自分で考えて行動することが苦手である。
ということだという話でした。そしてこういう苦手さがあるがゆえに、初めての場所、初めてのこと、イレギュラーなことが苦手であると。ものすごく納得してしまいました。
それ以外には
●視覚優位である。
●言語能力、認知は高い。
ということで、その先生の判断としては普通級で、通級指導を受けるのが最適では、と言われました。
この結果も踏まえて、教育委員会の特別支援教育課に電話をかけました。電話に出た担当の方が、2年前の就園相談でもお世話になった方のようで、なんとなく私たちのことを覚えておられたようでした。現状を話し、親の希望と、そのために就学相談を受けたいということをお伝えしました。すぐに大きな封筒が送られてきて、そこには何ページにもわたる質問があり、それに回答のうえ、まずは保護者だけで面談に来るようにと言われました。