「怖い」と言う感情②
ケンが怖がるもの 続きです。●ヒーローものに出てくる、グロテスクな悪役、怪獣など。しかし何でも怖いわけではなく、主に「目」やそれを思わせる模様があるもの、目に特徴があるものが怖いようです。トッキュウジャーに出てくるグリッタ、闇の皇帝ゼットなどを当時ものすごく怖がっていました。
●顔が、目、目、口という構造になっていないヒーロー ニンニンジャーなど、顔が手裏剣型になっているものは怖がっていました。トッキュウジャーは目の部分が線路でしたが、それは大丈夫なようでした。
●コナンに出てくるあの全身が黒いキャラクター これも一時期かなり怖がっていました。
●骸骨? 3歳の時、療育の遠足で水族館に行きました。イルカショーが始まるとケンが急に怖がり、席を立つことに。イルカが怖いのかと聞くと、そうではなくてハロウィーンの演出でショーに出ていた骸骨たちが怖いとのこと。せっかく高い入場料を払ったので、骸骨が見えにくい位置に移動してイルカショーを見ることができました。
こうしてみてみると、やっぱり、「あるべき姿ではないもの」に対する不安が強いのかなと思います。これは心理の先生にも言われたように、ウィスク検査における知覚推理の数値が低いことと関連しているようです。目で見たものを手掛かりに推論を行うことが苦手であるため、初めてのもの、見慣れていないものを前にしたときに状況の把握が難しく、不安を感じてしまうようです。逆に見慣れているもの、いつもの場所、だと不安を感じず、安定しているということだそうです。
ちなみに、私から見てると怖そうなのに、ケンが怖がらないもの
●ジャングルジムのてっぺんで手離ししていること
●すべりだいの一番上
●ボルダリングの壁の一番上
これらも、初めてやる時にはもちろん「怖い」と言っていました。高さに対する恐怖感というものがほとんどないようで見てる方が怖いです。