ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

登校渋り対策としてやっていること

 今朝も同じような感じでの登校となったケン。帰りは楽しげに帰ってくるのでまだ救われるけど、やはり朝から気持ちが沈みます。

 ネット上で 「登校渋り 1年生」 と検索してみると、「全然心配ない!」と思わせてくれるものから、そこから登校拒否につながったという体験談までたくさんの情報があります。「登校渋り 対応のしかた」 で検索しても、本当にさまざまなものがでてきます。「過保護、過干渉な親に育てられると、極度に失敗を恐れる子供になり、先々のことに不安が募り、登校できなくなる」と書かれているものもありました。うちは過保護、過干渉はともかく、極度に失敗を恐れるというのはその通りです。同時に、親が過保護だから極度に失敗を恐れる子になった、などと言われてしまうお子さんの中にも、ケンのような発達障害のお子さんは本当はいるのではないか、とも思えました。ケンのような子が先のことを不安に感じるのは、WISC検査によると知覚推理の力が弱いからなのに、未診断のまま「親の過保護」とされているお子さんもいるのではないかなと思います。

 

 また「登校渋り 発達障害」で調べてみると、発達障害のお子さんには登校渋り、登校拒否が見られやすいこと、登校拒否をきっかけに発達障害が見つかることも多いことが書かれていることが多いです。調べれば調べるほど、ケンの登校渋りはなって当然というか、大いにあり得る流れだったんだなと感じました。

 

 そして対策も千差万別のようです。発達障害の場合でも、その特性はそれぞれに大きく異なるので、本当に手探りで対応していくしかないのだろうな、というのが結論でした。

 療育の先生とも相談したりしつつ、今やっていることは次のようなものです。

●ごほうびシール:これは4月1日から、先輩ママさんの経験を参考に始めたばかりのものです。ルールを決めて、それができればシールを貼り、シールが一定数たまるとケンの大好きなポケモンガオーレのゲームができたり、仮面ライダーのフルボトルを買ってもらえたりする、というものです。朝、気持ちの切り替えがうまくいかない時に、その気持ちを学校のその先に向けてみています。

 

●ルーティン作り:ケンの特性上、一度ルーティンにしてしまうといいことも悪いことも、なかなかそのルーティンを変えたがりません。これをいい方向で生かせれば、と朝、次のような流れを作ってみました。

1.朝、出る前にぎゅっと抱きしめる

2.学校につくと、下足室まで一緒に行く

下足室では靴箱が並んでいるので、ケンは靴を履きかえた後、他の学年の複数の靴箱の向こうを通って教室への廊下へと歩いていく。私も、靴箱のこちら側でケンにあわせて歩く

3.靴箱の向こうを通っている時はお互いが見えないが、靴箱と靴箱の間を通っている時は見える。全身でやっているいないいないばあのようだが、はたから見るとそれぞれ「下足室を歩いている子供」「下足室を歩いている保護者」なのでそこまで目立たない(はず)

4.最後の下足室の向こうも通り過ぎ、最後に顔をあわせると、そこからは教室まで徒歩5秒ぐらい。自然な流れでそのまま教室まで行く

 実際は、靴をはきかえるところでぐずったり、靴箱の向こう側まで行く時点でぐずったり、スムーズにはいかなくても、一度靴箱の向こうに行ってしまい、二人で複数の靴箱をはさんで同じ方向に歩く、という段階まで行ってしまえば、そのまま教室に迎えるようにはなりました。

 行ってしまえば楽しいようで上機嫌で帰ってくるので、朝の気持ちの切り替えがこれで何とかうまくいくようになればと思います。

 

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