ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

小学校での初めての授業参観 からの、帰宅時には別人…

今日は初めての授業参観日でした。 幼稚園の年少の時の、初めての授業参観で固まってしまっていたケンの姿を思い出し、若干不安な気持ちも抱きながら、一緒に登校。朝の会から参観することができました。

 結果として、ケンはやはり家でのケンとは別人のようでした。常ににこにこして、姿勢よく座り、先生のいうことをよく聞いて即座に言われたことを実行していました。隣の席の男子とも時々楽しそうにおしゃべりしていました。立ったり座ったりの動作もてきぱきとしており、校歌を歌う場面では、男子の一部が大声で叫ぶように歌っていましたが、それにも動じず。幼稚園年少の時は聴覚過敏の為、子供たちが歌を歌うと耳をふさいでいたケンでしたが、つらそうな様子もなく、自分も機嫌よく歌を歌っていました。

 体育館への移動の時も先生の指示に従ってきちんと並び、にこにこしながら移動していきました。1時間、そこで安全についてのお話とスライドを見聞きしましたが、そこでも最後まで体育座りで静かにしていました。

 何より今日、印象に残ったことは、ケンがとても楽しそうに見えたこと。こんなに楽しそうに過ごしているなら、家で不機嫌・不安定にならなくてもよさそうなものなのに…

 と考えていると、以前心理の先生のおっしゃっていた言葉を思い出しました。

「学校にいる時は、本人も楽しんでいるんです。別につらそうにしているわけではないし、特に無理している様子もないです。でも、やっぱり頑張ってしまってるので、家に帰ると疲れが出て、反動が出てしまう。ケン君の場合もそういうパターンになるかなと思います」

 まさにそんな感じなんだろうな、と思いました。

 この日は帰宅時にはすでに機嫌が悪く、怒りっぽくなっており、お菓子を買っておいてくれなかったと言って怒り出す始末。「ママも学校にいたんだから買う時間なんてない」と言うと納得したようですが、その後も何かと難癖をつけてきました。学校でのあのにこにこして楽しそうな様子との落差に、疲れを感じながらの帰宅となりました。それでも、学校で楽しそうに過ごせている様子が見れたことはよかったと思っています。本人がどこまで本当に楽しめているのか、今日の様子を見ると本当に楽しそうにしか見えないけれど…ケンがほんとの意味で自然体で楽しく過ごせるようになればいいな、と思う事しきりです。