ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

場面によってキャラがあまりにも違い過ぎる

 今日は土曜参観で、ケンの授業の様子を見ることができました。

 やはり、授業中はケンは相当がんばっているようで、飽きて外を眺めたり、ということもなく、かなり集中して先生の話を聞き、「起立」「礼」といった号令にもきちんと従っていました。

 先生の指示もきちんと守り、てきぱきと行動していました。休み時間にはみんなと外に走っていき、休み時間の終わりには息を切らしながら教室に戻ってきていました。

 ただ、手をあげて発言するということは1回もなく、「発言しようかどうか迷っている」ようなそぶりも見せませんでした。間違っているかも知れない答えを、みんなの前で言う、ということはケンにはまだ不安すぎるようです。

 連絡帳を出したり、配布物を出したり、と言った流れにも、遅れることなくきちんと乗っていました。

 何よりずっと笑顔で、楽しそうな様子でした。

 

…この様子だけを見てる先生には、ケンの困り感なんて伝わらないだろうな、と実感しました。

 帰りに、お隣のゆう君の家で一緒に遊ぼう!と友達を誘おうとしていましたが、そもそもゆう君が今日いるのかどうか、遊べるのかどうかもわかりません。だから、「人の家に、ケンがお友達を誘ったりするのはおかしいよ。ケンが誘っていいのは、ケンの家かお外だけだよ」と言うと、一瞬私に対して激しく怒りを見せそうな様子を見せ、「うるさい、ママもう帰って」と。私が「じゃあママ先帰るから」と門の方に歩きだすと、ここが学校であることを思い出したようで急におとなしくなり、追いかけてきて手をつないできました。「ごめんなさい」とも。

 

 私の姿が見えていると周りが見えず、つい家でのモードに入りかけたようでした。

 

 家でのイライラした、文句ばかり言う態度と、外での態度のギャップに毎回驚かされます。外で頑張ったから家で反動が出ると言われたらそうなのだろうけど、ということは本来のケンというのは家での姿なのか。外では頑張れる、と言うことを含めてケンの姿なのか。

 

 公園などで近所のお友達といる時はまた態度が違い、楽しすぎてたかが外れかけている感じです。善悪の区別をきちんと学ぶ前に、羽目をはずすことを楽しむようになると困るので、外遊びには必ず私が付き添っていますが、やはりテンションが高すぎるように感じます。そして言葉づかいも悪い。

 ケンの本当の姿がどれなのか私にわからないように、本人にもわからないのかもしれません。周りの状況に自分もとけこんでしまっている感じがします。しかし、周りにあわせようという感覚は2・3年前にはなかったものなので、これもやはり成長なのか・・・まだまだ手さぐりは続きそうです。

 

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