ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

特別支援個別面談②

asdtotomoni.hatenablog.com

 

前回からの続きです。

「学習上の課題」の欄には「特になし」とありました。

「社会性・人間関係の課題」には「進んで声をかけることができないことがある」とありました。こちらはどちらも想定内でした。

 

 先生の話によると、運動会を経て、学校と言う存在自体にかなり慣れたようで、「体力テスト」のような初めての行事でも、特に問題なく取り組めるようになった、とのことでした。

 

 総合的な状態として言われたことは、

「こういう特性があるということで配慮してみているが、今のところ、これといった問題はまだ出てきていない。しかしこれは、まだ当方として把握できていない、と言うことである可能性もある。今後も注意して見守り、必要であれば支援につなげていきたい」ということでした。

 

 要は自閉症スペクトラムと言われて注意しては見ているけど、これまで特に目立つようなことはなかった、しかし、今後気が付くかもしれない」ということかな、と。でもこれもまさに想定内で、療育での心理の先生二人も意見を一致させていたことではありました。

「学校ではちゃんとやりたい、という気持ちが強く出るので、学校内では特に問題は出ないはず。その反動が家でどう出てくるか、心理的な負担の蓄積がどうなるかがむしろ心配」と言われていました。幼稚園の年長の時もこのような感じだったので、こういう特性と判断されたようです。

 

 リタリコの掲示板などを見ていても、IQが高い軽度ASDはこのパターンである場合が比較的多いようです。そしてやはり、心理的負担の蓄積によって3年生とか5年生になって問題が起こってくるケースが一定数あるようです。一つのパターンとしてあるのかな、と思います。

 

 したがって今現在特に問題がなさそうに見えても、今後も何もないという意味ではないと思っている、と言う点では学校側と意見が一致していました。

 

 と言うあたりで時間切れになり、次の方も来られたので終了。教室を出てから、登校渋りについて何も言ってないことに気が付きました。先生たちも把握されていないらしい、ケンは教室に入るころにはもう切り替えてるんだろうな…と。ここしばらく涙目になることもなく、「いやだ」「怖い」と言うこともないので、今急いで伝えることもないか、とも思い、次の機会に伝えることに。

 

 全体として思ったことは、学校は当然、特別支援を専門にする場ではないし、クラスに30人以上の生徒さんがいる中では、一人の子供に過大な配慮を求めることも非現実的なので、やはりこれは親の方が療育などとつながりを保ち、専門的なことを相談できる場を確保しておいた方がいいな、ということ。

 3歳の時から通ってきた療育施設の放課後デイがどうも合わないのでやめようかどうか悩んでいるところだったけど、ここで辞めるのはよくない、と思えてきました。やはり困り感は外からは見えにくいんだろうな、と実感できた面談となりました。

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