ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

おいたち④睡眠障害から母子通園へ 2歳後半

 生まれた時から入退院が多く、国立の大きな病院に通院を続けていたケン。2歳半の頃、手術をしたこともあり、ますます病院にいる頻度が高くなっていました。このころ、睡眠障害がひどくなってきて、小児科の先生に相談したところ、個人で療育をやっているという方と、住んでいる区の相談所の両方を紹介されました。

 最初に個人の方がやっている療育に通い始めたものの、一回に4000円という値段で、人気なようでなかなか予約も取れませんでした。5回ほど通ったところで、先生の自宅の改装によりしばらくお休みに。それを機会にやめてしまいました。ただ、ケンについて最初に「自閉系かな」と言ってくれたのはこの先生でした。この時は「そうかもしれないけど…目は合うし…」などと考え、あまり受け入れには至りませんでした。

 

 同時に区の発達相談にも小児科の先生自らが連絡を付けてつなげてくれ、ちょうどあきもあったということでまずは母子で週1回、3か月通うコースに登録。ここで、さまざまな発達の不安を抱えたママさん達と知り合うことになります。

 

 

この段階で私の不安は睡眠障害と偏食のみでした。 しかし、先生方はそれよりも大きな課題を見つけてくれました。それが、「初めてのことに緊張、不安が強すぎる」というもの。

 場所見知り、人見知りの域をやや超えている、と言われました。

 そのコースでは10人ほどの2歳児が親や先生たちと一緒にひたすら遊ぶ、最後に少しお集まり、というようなものでしたが、ケンは常に私と一緒。私から離れることはほぼありませんでした。他のお友達と遊ぶこともなく、遊具に他のお友達がいれば、その子が他に移るまでずっと待っていました。喧嘩することもなく、遊具やおもちゃを横取りされると泣いて私に訴えるのみでした。

 このコースを終えて、3歳児から正式に母子で療育に通うことになりました。