ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

入学式

子供よりも親の私の方が不安が大きかったかもしれない入学式。無事に問題なく終わりました。 ケンの特性上、私と離れてしまえば、後は必至で先生の言うことを聞いて指示に従うと予想できたので、

問題は親子が離れる場所。入り口で受付をした後、子供たちはいったん教室へ、保護者は先に入学式の会場に

向かうので、受付後のその場面を最も心配していました。

 

 教頭先生の話で、去年も泣いてしまって会場に入れなかった子が一人いて、教師が一人ついて教室待機になったということも聞いていたので、そのような事態も少し不安でした。前々から何度も親子でシュミレーションをし、学校までの道も何度も歩き、前日には学校の好意で会場まで見せていただいて、できることはそれなりにやった、後は受付の後で気持ちよく離れることができれば…と緊張の中、今日を迎えました。

 

 朝、着替えをして学校に向かう途中も、何度も「怖い」を繰り返していましたが、いざ校内に入り、受付に向かっていると、6年生のお姉さんが「お名前は?」と話しかけてくれ、係らしいそのお姉さんに連れられて、あっさりと教室に向かいました。まさかの受付もする前に子供がスムーズに離れてしまい、一抹の寂しさも感じつつ、一安心でした。

会場で一年生の入場を緊張して待っていましたが、既に[先生の言うことを必死で聞き、従う」モードになっていたケンは何も問題なく入場し、そのまま式も終わりました。 

 その後写真撮影を経て教室に移動しました。そこでも、名前を呼ばれると予想外に大きな声で「はい!」と返事をしました。何よりこの日嬉しかったことは、同じ幼稚園のお友達が6人も同じクラスにいたことです。他のクラスの数と、幼稚園の卒園生の数を考えると明らかに偏ってこのクラスに集中していました。理由がうちなのか、そう考えるのは自意識過剰なのかと考えつつも、とりあえず知らない子ばかりの環境でないことに安心しました。

 

 無事式を終えて帰宅。制服を玄関で脱ぎ捨て、よほど不快だったのか、その後2時間はパンツとシャツで過ごしていました。

 学校で緊張しすぎた反動で、時折何の前触れもなく「キャー」と叫ぶ症状が同時に始まりました。1時間に1度程度なのでまだ許容範囲ではあるけど、今後これがどうなるか、見守りたいと思います。今日は私も精神的にとても疲れてしまいました。とにかく無事に済んでよかった。