特別支援個別面談①
昨日、学校に特別支援個別面談に行ってきました。
就学支援シートを提出した人と、特別支援級に在籍のお子さんを持つ人が対象と言うこの面談。
放課後クラブにケンを行かせたかったものの、大揉めの末、結局断念。教室の片隅で公文の宿題をさせながらの面談となりました。
特別支援コーディネーターである、別の学年の担任の先生と、ケンのクラスの担任の先生との面談でした。
まず書類をいただき、目を通すように言われました。そしてびっくりしたのが、「保護者の要望」の欄に、
「疾病による体調管理の必要性や、これまでの生活経験の不足による自信のなさもあり、入学後の支援を適宜行って貰いたい」となっていたこと。
「生活経験の不足による自信のなさ」?!
しかも保護者の要望?
さすがにこれはと思ったので、自信のなさが生活経験の不足からくるものではないこと、特性によるものであること、そしてその理由は…と説明をさせていただきました。私のどの発言がどう誤解されてこういう要望を出したことになったんだろう…
それともこれは、「生活上経験したことのないことに対しては、経験がないことにより、自信を持てない」というような意味なのかな?その場合は確かにそのとおりだし…と一瞬学校に対して抱きそうになってしまった不信感を打ち消しました。
気を取り直して書類を読んでいくと、「指導の形態」として、
「担任による配慮指導」と書かれていました。指導開始は4月。ということは、4月中にクラスについていたらしい補助員さんは、もともとクラスについているだけでケンと関係はないのかな?などと思いましたが、ここではもう質問をすることはしませんでした。
「生活上の課題」のところには、
「不安や緊張が強い」
「どうしていいかわからない時、自分から担任に言いにこれない時がある」
「衣服の着脱に時間がかかる時がある」
とありました。また先生のお話では、最初のうちはジャケットをたためなかったり、ネクタイを着けられなかったり、それでもそれを担任に訴えてこないことがあった、と。やり方を教えると、最近では問題なくできている、とも言われました。
これこそが「自信のなさ」であって、ケンは間違った方法でたたんでしまう、失敗してしまう、ということを強く恐れる為、「とりあえずたたんでみよう」ということができません。きちんとやり方を学び、自信を持ってできるようになるまでは、むしろ一切やりたくない、という特性を持っています。また先生に聞く、と言うことも、先生そのものに慣れていない時には不安すぎてできません。
この点を材料としてケンの特性をもう一度お話させていただいてきました。というのは、そのための手立てとして「家でも練習する」とあった為です。ジャケットをたたむのも、ネクタイのつけ外しも、当然入学前に練習してきました。でも場所が異なることで、「本当にママの言っていたあのやり方でいいのか」自信が持てず、学校では当初できなかったのです。これこそがケンの特性で、「本来できることも、できない」という形で表れてしまうのです。
続きます