ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

就学相談⑪ 就学支援シート

就学相談を受けた経験を、同じような特性を持つ年長のお子さんのママに聞かれ、お話してきました。 私としては当初希望していた通級は不要とされたものの、学校の先生に息子のことを知ってもらうという大きな目的は達成できたかなと思っているので、受けてよかったと思っています。

 ただ、もし、通級支援を希望せず、ただ学校の先生方に子供の特性を知ってもらいたい、幼稚園や保育園、療育でのことを引き継いでもらいたい、という希望のみであれば、就学相談を受けなくても就学支援シートだけでも良かったかもしれないとは思います。

 

 このシートについては年長になるまで聞いたことが無く、療育関係では就学相談のことばかりクローズアップされていた気もします。

 私の地区ではかなり早い時期に、各小学校の案内の冊子と共に配布されました。

 

 

 就学支援シートの作成の流れ(シートに記載されている流れです)

教育委員会から、「就学支援シート」が各家庭に配布される

●保護者の意志で、作成を開始する

●保護者が記入後、通っている幼稚園もしくは保育園に記入を依頼する

●園で起債後、保護者に戻す

●必要に応じ、その他の関係機関(療育など)に記入を依頼

●保護者が、就学する予定の学校に提出

 

となります。

 私の場合は就学相談を受けたので、このシートの作成は不要かと勝手に思っていて、ぎりぎりまで作成していませんでした。ただ、就学相談でも困り感が伝わらなかった気がしたので、このシートを作成し、3月末の面談で学校に提出しました。その際、幼稚園や療育などに記入してもらうことはせず(記入した時点で卒業していた)、保護者の書く欄のみ記載しました。それでも、面談の際にそれを出すと「これは助かります!」と受け取って何通かコピーが取られていました。

 

 シートには、「シートをもとに個別指導計画を作成します」とあります。6月上旬にこのシートを作成した親の面談があり、おそらくその時にまた指導計画が出されるのかなと思います。

 またシートには、「就学相談を受ける、受けないにかかわらず、就学するお子さんの誰もが作成・活用できます」とあります。

続けて、「対人関係や集団への適応がうまくできない、(中略)また感覚過敏など、就学にあたって学校へあらかじめ伝えておきたいお子さんについて、保護者が希望する場合に活用します」とあります。まさにケンのようなタイプの子には必要な支援ツールの一つだったと思います。