ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

就学相談⑨ 判定の電話 続き

療育の先生と電話で相談した後、その次の療育ではケンを三歳から見てくれてきた先生が面談をしてくれました。 そしてこの先生こそが、「だめだったら」という考えは勧めない、と何度も言っておられた先生でした。

 

「ここ1年の成長を見る限り、こういう判定もあり得る、とは僕らも話していました」

 

「でも、その成長っていうのは外、限定なんですよね。家では地雷を避けて暮らしてるだけで、地雷はそのままあるので踏んだら爆発します。幼稚園や公文での姿を見ると、うちでのケンとは別人です。困り感が伝わらなかったのでは、という気しかしません」

 

「ポジティブに物事を受け止めてください。教育委員会がわかってないのでは?とか思いだしたら前に進めない。それだけの力をケン君がつけているといことです。あとは、入学すぐに通級にも通うというのは明らかに負担が大きいので、とりあえず様子見て、2学期から、っていうような判断かもしれません。僕らが言えることは、お母さんまずは落ち着いてってことです。いずれにしろ、ケン君が安心できる居場所として、就学後もこちらを活用していただければ。

 これから大事なことは、外でうまく力を抜く方法を学ぶこと、外でのストレスをうまく発散させることです。ここならケン君は外モードにはならないし、発散できます。上手な発散の方法も学んでいけるはずです。

 学校始まったらお母さんも不安なことばかりだと思うけど、ここに来てくれたら僕らがいつでもお話は聞きますし、サポートできると思いますから」

 

ここにきて急にポジティブになったような気はしつつも、ケンの事をわかってくれている人たちがいるのはやっぱり心強いことだと実感できました。悩んだ末、4月からの通級希望を通すことはせず、入学予定の学校の先生との三者面談にコマを進めることになりました。