追記あり"＜新幹線殺傷＞容疑者自閉症？ 「旅に出る」と１月自宅出る"の記事に…
を読んで、色々な意味でショックを受けました…
[追記]
今確認したら、記事の見出しからも本文からも「自閉症」の記述が消えていました。自閉症ではないとされたのか、障害名はあえて公開しないこととされたのか…NHKニュースウェブの記事などではまだそのまま記載されているようです。場合によっては私のこの記事も削除するかもです。
昨日の時点で、新幹線でそんな事件が起こったことに大きなショックを受けていました。隣の、通路側の席の人に突然襲われたら逃げ場もありません。しかも亡くなった方はこの犯人を抑えようとして襲われたということです。公共の乗り物が安全、というのはもはや過去の話になりつつあるのかな、と。
そして今朝見たこのニュース。自閉症の２次障害を起こしていたということなのでしょうか…
伯父は「人に危害を加えることはこれまでなかった。事件を起こしたことは信じられない」と話した。
ともあるし、もともと他害のある人でもなかったのでしょう。
ご両親との不和も含め、色々なことが蓄積した結果なのだろうけれど、それで許されることでもないし…家庭内暴力と言う形で現れず、蓄積されたものが外に向けて出てしまうとこうなるのか、既に家庭内では暴力があったうえでの「不和」という理由での別居なのか。
ニュース関連のコメントの中に、「これでまた自閉症のイメージが悪化する。自閉症の人が皆、こんなことをするわけではない」「うちの子も自閉症だがこんなことはしない。世間のイメージが悪くなって悲しい」というものもいくつかあり、当事者の親としてものすごく共感しました。と同時に、世間一般で思われている自閉症のイメージはそもそも、ケンのようなタイプの自閉症とはかなりかけ離れているし、同時にケンのような学校では何の問題もないと言われるタイプの子でも、家では母親に暴言を吐いてしまったりすることも知っています。暴力をふるうお子さんも、二次障害の一つのパターンとして存在することも学んだし、うちも他人事ではありません。現にこのような事件が実際に起きてしまっているのです。
二次障害に至らせないためにはどう接していけばいいのか、正解もない難問を常に目の前にしているような気持でいます。本当に、当事者の親として思うことは尽きません。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、ご家族の悲しみを思うと言葉もありません…
