ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

最後は修羅場になったけれど…

 昨日は小雨の中、療育でのお友達と遊園地&戦隊ヒーローショーに行ってきました。

 遊園地で楽しく遊び、ヒーローショーを見て盛り上がり、楽しい半日を過ごしました。

 が、問題はこの後。前回も同じお友達と同じ場所に行ったのですが、先にヒーローショーを見てそれから遊園地に行ったので、いつまでも帰りたがらず、最後は私に叱られ、ケンも暴言を吐き、と楽しい気持ちが台無しになるような終わり方に。

 そのため今回は先に遊園地で遊んで、ヒーローショーを見たらすぐに帰る、という予定を立てました。

 ケンは特性上気持ちの切り替えがうまくいかず、どこでどんな楽しいことをしても、結局帰り道ではお互い不穏な雰囲気になる、と言うことが非常に多いです。

 

 そして昨日も、ショーが終わってからもう一度遊園地で遊びたい、と言いだし、当然それはできないと告げると一気に不機嫌になりました。

 とりあえずお友達とバイバイし、帰る方向で動き出しますが、「もういい!もうママなんてどうでもいい!全然楽しくない!」とどんどん不機嫌に。

 

 この数日の負の連鎖で疲れ気味の私はまたここで、理詰めにケンに怒ってしまいました。

「ママはケンが喜ぶと思って遊園地とショーに来た。お金も高かったけど、ケンが嬉しいと思っていっぱい遊んだ。ショーも見て楽しかった。どうして、『今日は楽しかったね』って言って帰れないの?どこに行ってもそんな文句しか言わないんだったら、ママはもうケンとはどこにも行かないよ」と。

 ケンは怒り、「もういい!ママなんて最悪!もう来なくていい!楽しくない!」と売り言葉に買い言葉状態。

 私はそれ以上話をするとさらに自分がエスカレートしそうだったので、黙々と歩き続けました。

 ケンは怒っていることのアピールとして、その場に立ち止まって動かないそぶりを見せましたが、そこで私が歩く様に促したり、手を引こうとするとさらにエスカレートして逆走したりすることを知っているので、私もそのままゆっくりと歩き続けました。

 

 ケンが一定の距離を置いてついてきているのを確かめながら、それでも私が止るとケンも止まり、私が少しでもケンの方に動こうとすると後ろに逃げようとするので、内心かなりイライラしながらも、遊園地の中の安全な道ではあるので、その状態で歩き続けました。

 

 5分ほどその状態で歩いているうちにケンの気持ちも落ち着いたようでした。急に「ママ」と追いかけてきて、涙目のまま、精一杯の作った笑顔で笑いかけてきました。そして「ママごめんなさい。ケンは本当は今日はとっても楽しかったんだよ」と。

 

 そこからは手をつないで歩きながら、今日はショーが終わったら帰る約束だったこと、もう朝から遊んで夕方になっていること、普通に「楽しかったね」と帰りたかったことなどを話しました。

 せっかくの楽しい一日がこれで台無しになったようで一気に疲れたけど、ここまでくれば私の受け取り方を変えるしかないな、と。

 「楽しい一日だったのに最後は修羅場になった」と受け取るか、

「最後はちょっと修羅場になったけど、楽しい一日だった」と受け取るか。

 せっかくなら、これ以上負の連鎖が続かないように、いい方に受け止めていきたいと思います。

 

 

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