ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

就学相談⑦ 行動観察、医師との面談…イライラ

決められていた日に、教育委員会の施設に向かい、就学支援委員会との面談を受けることになりました。 住宅街にあるわかりにくい施設で、早めに出たのに着いたのはぎりぎり。ケンにとって初めての場所です。

 うちの他に4組ほどの親子が参加されていました。そのうち1組はすでに1年生のお子さんでした。特別支援教育を受けるかどうかの相談も同時に行われているようでした。

 

 まず、簡単な説明があり、それから子供たちの行動観察となりました。靴の履き替えができるかどうかを見るため、上靴を持って廊下に並びます。ケンはこの時点ですでに涙目。しかし、先生らしい人に「はい、並びまーす」と声をかけられたせいか、とりあえず並んではいました。涙目のまま別室に連れていかれ、親はしばらく待機。お互いに知らない人同士の親が5人、重い空気の中で結局誰も口をきかず、ただ待機していました。

 かなり立って、涙目のケンが帰ってきました。それから母子一緒の医師面談があり、順番待ち。うちは2番目でしたが前の組にかなり時間がかかっているようで待ち時間がまた長くありました。この間にケンの緊張もとぎれ、「つまんない」と言い出します。

 

やっと順番が来て医師のいる部屋に入りました。ここでケンが不思議なハイテンションになってしまいます。最初の行動観察で緊張した反動なのか、待ち時間が長かった反動なのか、椅子にきちんと座っていたのはわずかな間で、やたらと私にちょっかいを出してきました。私が座っている椅子に一緒に乗って、椅子の背もたれと私の間に立って私の髪をいじろうとしたり、服をひっぱったり。普段見ないケンの様子に内心イライラしながら医師との面談を進めました。ケンの日常の様子について聞かれたと思うけど、何を答えたのか覚えていないくらい、この時はイライラしていました。最後に先生が「いやぁ、お子さんのこういう様子を見ると嬉しくなりますよ」と言われて終わりましたが、その真意もよくわからず。 

 それから、行動観察を行った担当の方との親子面談がありました。その前の待ち時間に私がケンに叱ったせいで、ここではケンは存在を感じさせないくらい静かにしていました。「やはり、初めての場所でおかあさんとも離れて不安そうで、ずっと涙目でしたが、泣き出すことはなくこちらの言うことをすべてちゃんとやってくれました。行動観察の前に、もう少し、こういうことをするんだよ、と私が詳しく説明して見通しを立てられるようにしてあげていればまた違っていたかもしれませんが、不安そうな様子は最後まで変わりませんでした」と言われました。

 

 ケンに後で聞いたところによると、紙とペンを渡されて「○を書いてください」と言われたとか、あいうえおを読むように言われたとか。

 最後に、「今日の結果は明日電話でお知らせします」と言われておしまいでした。私は医師面談の時のケンの態度が気になって、落ち込み気味に帰宅しました。

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