ASD長男、小学校に 七転び八起きブログ

3歳で軽度ASDと診断されたものの、外では頑張れてしまう特性の為に就学相談では通常級判定が出された長男6歳。知覚過敏、睡眠障害はかなりあります。

新幹線殺傷 碓井真史教授のコメントに深く共感

headlines.yahoo.co.jp

の記事に寄せられていた、社会心理学が専門の碓井真史教授のコメントに深く共感しました。

 

問題が起きた家庭を責める事は簡単ですし、時に責められて当然の家庭もあるでしょう。しかし、苦しみ迷い続けてきた家族もいます(たとえば父親は無理解だったが母親が苦労し続けてきたケースなど)。

 

発達障害を持っても、成功している方々はたくさんいます。同時に、発達障害を持ってとても困っているのに、何にどのように困っているのか、周囲にはわかりにくことも良くあります。

 

  色々なサイトのコメントを見ていると、やはり「家族が放置したのが悪い」「家族が見捨てたのが悪い」と言う意見が相当ありました。しかし、問題のある発達障害児者がいたとして、その家族が本当に何も努力しなかったかどうかなどは外からはわかることではないと思います。(一部に、子供の障害を受け入れず何も対応していない親御さんもいることは事実だとしても)そして結果的に施設に入れることになったとしても、「見捨てた」と言えるような状態だったのか、苦渋の選択ではなかったのか。実際、夜中に包丁で子供に襲われる、というようなことがあれば、当事者の親のみではなく周囲の関係者も施設入所を勧めたのかもしれない。色々な話し合いの結果、施設入所が決まったのかもしれない。それを「放置」「見捨てた」とみなす風潮が怖いと感じてしまいました。

 

 うちの子も、とても困っているのに、周囲にはそれが理解されにくい子です。「集団では指示に従う」「先生の指示にきちんと従う」といった意志がこだわりに近い状態であり、それ以外のこだわりよりも優先される、と言う特性があるからです。結果として、親が通級を求めても、就学相談では通常級のみ、と判定されたりします。

 

 

そのために適切な支援を受けられず、学校や職場で不適応を起こし、トラブルが大きくなり、犯罪につながることさえ起きることがあります。

 

 まさにうちはこの不安と共に暮らしている感じです。そして親御さんのブログなどを読む限り、このようなお子さんはかなりいるようです。

何か理由をつければ凶悪犯罪が許されるわけではありません。しかし、様々な特徴を持った人達が被害者にも加害者にもならないように支援していくことが、防犯のためにも必要なことなのです。 

まさにこれこそが親としての最大の願いです。それをかなえるためにはどうすべきか、日々暗中模索しています。

 

 

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